佐伯真一　エッセイ集



　パソコンの向こうには必ず人がいて

　パソコンの画面の向こうには必ず人がいます。
画面を見ながら、喜んだり笑ったり怒ったり悲しんだり。
見たいときにメールを見て、書きたいときにメールを打つ。
そしてインターネットは思考のコミュニケーション。
ＩＴの恩恵に感謝です。
　２００３　８　１０　記


　　　「頂けない最近のアグネスチャン 」
　このところのアグネス・チャンの歌う新曲の作詞は山本伸一、すなわち、創価学会の池田大作名誉会長によるものです。
　何でも、去年、アグネスが池田名誉会長に作詞を依頼したとか。
　テーマは世界平和と言うことで、歌詞も曲もいい歌であることは否定しません。
　しかし、これらを「平和の歌」と称する事は大きな疑問がありますね。
　イラク戦争開戦時に創価学会を支持母体とする公明党は、自民党とともにアメリカのイラク戦争政策を支持したではありませんか。
　その結果、イラクで多くの民間人、多数の子どもたち、アメリカ軍将兵が犠牲になりました。
　その事は現地に行ったアグネス自身が一番よく知っているはずです。
　各宗教界からもイラク戦争反対の声明が出される中でも、創価学会からイラク戦争反対のメッセージを出されたことは記憶にありません。
　その創価学会に平和をテーマにした作詞を依頼することは全く不可解といわざる得ません。
　アグネスには悪いけど、歌の内容と実態がまるでさかさまです。これじゃダメです。
　アグネスは広範な分野に作詞を依頼しているらしいのですが、２曲連続で山本伸一作詞であり、次のアルバムには安倍総理作詞の曲まで
　あるところを考えると、現在の所、権力依存型の歌謡営業路線ではないでしょうか。
　もうひとつ。
　アグネスは日本ユニセフ協会大使です。特定の宗教、権力に依存した芸能活動は、ユニセフ大使の政治的中立を踏み外していませんか？
　そんなわけで、残念ながら、しばらくアグネスの応援は出来なくなっています。
　オールドファンとしては、とても辛いものがありますけど 。しかたないね。
　２００７.８.２８



　　　「労働者は定価販売せよ」
　ホワイトカラーエグゼンプションが導入されようとしています。
　まあ、いくら雇ってもらっている労働者の立場が弱いとは言え、これはないでしょう。
生活残業をしている人の多くは、もともと賃金が安い傾向にあります。日本で年収４００万円程度の労働者の賃金は高いとは言えません。
単独では生活出来ても、次世代の質の高い労働力を再生産するのは不可能でしょう。
はっきり言って、能力が高い人は限られていますし、日本人の半分は就労人口ではありません。扶養されている人たちです。
　社会には高品質の労働力を再生産可能なシステムを存続させる義務があります。安月給のなけなしの残業賃金をかすめ盗るホワイトカラーエグゼンプションは、
ちょっとイヤらしいですよ。
　労働者の防御戦法はただひとつ。定時で帰ること。会社に安売りをせず、自分を定価で買い取って頂くこと。
えっ？ムリ？　あなた勘違いしてませんか。これはケンカなんです　白兵戦だと思って下さい。
それでも、いろいろ理由をつけて労働力の安売りをする人は、撃沈されても、マア、自己責任ですな。ちがいますか？
　２００６．１２．３０


　 　　「悪魔くんに会う」
　夏休みに旅先の本屋で買った昔の特撮もののマガジン。「悪魔くん」の特集でした。
これに魅せられて「悪魔くん」の全集DVDをアマゾンで買いました。
　主演は悪魔くんに金子光伸くん、悪魔メフィストに吉田義夫さん、潮健児さん、なつかしい顔ぶれです。今見てもとても恐くて、楽しくて、痛快です。
残念ながら、現在は、三人の主演の俳優さんは鬼籍に入られています。メフィストは子どもの時、とてもあこがれていたし、キャストの交代や、最終回はかなしく、さびしかったですね。
　なかでも、金子光伸さんは私と同い年なので、４０歳の若さでこの世を去られたと知ったときは本当に愕然としました。
悪魔メフィストを慕っていた当時の私にとって、ドラマの悪魔くん・山田真吾くんは私そのものであり、また、友達でもありましたから。
　ゆうべはメフィストと悪魔くんが、夢枕に立ちましたよ。
　もう、夢でしかあえないね。
　ご冥福をおいのりします。そして・・・・・・・私が生かされていることに感謝しています。
　２００６　８　２６



　　「殺りくの説明」
　イスラエルのレバノン攻撃で、多くの市民が犠牲になっています。
昨日の攻撃でも、多くの子どもたちが犠牲になりました。
ここでよく言われることは、攻撃の正当化ですが、いかなる理屈をこねても、罪もない子どもたちを殺りくした言い訳にはなりません。
　また、
アメリカはイスラエルを擁護しています。難しいことはよくわからないけれども、この、イスラエルとアメリカを糾弾出来ないようでは、世界平和など、
絵に描いた餅だし、別のところで、いくら世界平和を唱えたところで、それはニセモノだと思いますね。
悲しみと怒りで、また、血圧が上昇しそうです。
　２００６　７　３１



　　「納得出来ない判決」
　凶悪犯罪の裁判で死刑の求刑に対して無期懲役の判決が出ることが多いです。
凶悪な犯人が死刑になる条件に「殺した人数」が考慮されると言います。
冗談じゃありません。だったら、仮出所した犯人が、更正できず、再び殺人を犯したら初めて死刑の基準に達するというものですか？
それは、凶悪な人間一人社会から抹殺するためには善良な（とは限らないですが。）人の命を複数生け贄に出さなければいけないと言うことでしょう。
更正の可能性よりも再犯のおそれの方が、どうして考慮されないのか？更正に失敗したら被害者は社会の捨て石なのか！
死刑制度は良いとは思いませんが、死刑制度がある以上は有効に運用すべきだと思いますが。
基本的人権をいうのならば、まず、善良な人たちの安全を保証してからと言いたいですね。
　２００６　７　５



　　「強者の論理が世の中を悪くする」
　子どもをねらった卑劣な犯行が多発しています。
　昔は「○○ちゃん事件」などと呼ばれるほど少なかったですね。この種の事件は。
　色々言われていますが、やはり、「強い者が弱い者を支配して何が悪い」という論理が諸悪の根元だと思います。
　戦争がそうでしょう。最近のイラクのドロ沼戦争が良い例です。
　強者が頂点にあって、力の序列によって最弱者まで作られています。
　命を粗末にする風潮はこのような力による序列社会が背景にありますね。
　また、利害関係を最優先に置く人間関係も風潮悪化に一役買っています。
　少なくとも、みんな仲良く幸せになるような未来を学校で習ったし、日常でも美徳として教えられたと思います。
　邪悪な新しい考え方、すなわち、強者の論理が日本を悪くしています。
　２００５　１２　１３



　　「煽ってこそファン」
　きのうはアグネス・チャンのコンサートに行きました。門真市のなみはやドーム。定員６０００人のドームに３０００人くらい
の入りか。私はコンサートに行けば必ず大声で「アグネーーース！！」と声援してます。
若い頃からの習慣というか、アイドル時代はファンはみんな叫んでいましたが。
　今はあまり声援する人は居ないです。
だいたい、ひいきの歌手を応援するのに、恥ずかしいとか、かっこわるいとか考えたらいけません。
応援で大切なことは自分を捨てることです。しかしですよ、
歌舞伎で大向こうと言うのがありますね。アレも古典的声援ですよね。
　ビシバシビシバシ　バシバシ「成田屋！」！
あの「間」はとても大切で、セリフや芝居が解っていないと舞台がぶちこわしになるらしいです。
だから、アグネス・チャンのコンサートでも、どの場面で声を掛けるかはとても重要です。
でも、やはり、新曲を披露するときには声がかからないとね。きのうは「アグネス、ガンバレ」にしましたよ。
自分的には五月蠅く無いように心がけてはいます。「ひなげしの花」の時は「ひなげし、大当たり！」にしました。
　歌舞伎を参考にさせて頂いてますが、声援がないとステージが盛り上がりませんね。
声掛けに失敗するときもありますが、「煽ってこそファン」だと思っています。私は。
　舞台のアグネスがニッコリ手を振って答えてくれたときはご褒美？でしょうか。気分イイです。
この日は通算○回目の握手が出来てうれしかったです。では、このへんで。。
２００５　１０　３１


　　「組織選挙は投票マシーン？」
　　○○青年部で５０票、△○婦人部で２００票集める。○×理事長は８００票まとめる。□□組合で××票読んでいる。

　 　政党なら同じ理念の人が集まっているので一枚岩でないと困りますが、一般の組織団体はいろんな人が集まっている
はずなので、本来、支持政党は違うはずです。
　無記名秘密投票なので、最終的にはその人が誰に投票したかはその人しか判りません。いや、判ってはいけないのです。
投票は頼まれたり、指示されたりしておこなうものではありません。「自分が候補者を選ぶ」のが選挙でしょ。
組織や団体の決議を鵜呑みにしていたら、最終的には議会は不用になりませんか？
２００５　９　４

　　「恐怖の石綿」
　　石綿の深刻な被害が問題になっています。考えれば石綿は私たちの身近にたくさんあります。
　むかし、理科の実験で使った石綿付きの金網。豆炭を入れるアンカのケース。家庭の煙突、
　スレートぶきの工場の屋根。　どうやらウチの屋根瓦にも使われているらしい。
　子どもの頃、古い鉱物標本から取り出して遊んでいました。大丈夫でしょうか。
　　なぜ、こんな物を今頃まで野放しにしていたのでしょうかね。時間が経って被害が出るので、行けるとこまで
　行くつもりだったんですね。腹立ちます。結局、人命より利益なんでしょう。
　車にも使われていると聞いて、ウチの初代アルトのシートの下に敷いてある茶色い綿を疑いました。
　息を止めて綿をちぎってライターで火を付けると燃え尽きました。ウールのようです。
　でも、自動車修理工場で聞くと、石綿のヒモや、ゴムと石綿を練り合わせたパッキンを見せていただきました。
　まだまだあるんですね。綿状のモノを見るたびにドキッとします。
　２００５　７　３１


　 　 　「ニッポン放送の芸能人」
　ニッポン放送の経営者がホリエモンになったらラジオ番組を降りると言う芸能人がいます。
ホワイトナイト？の出現でライブドアの堀江貴文社長の旗色が悪くなったと思いきや出てきた態度ですね。
私は頂けませんね。
　番組を降りたら困るのは放送を聴いているリスナーですよ。
放送は公共のものとかリスナーの為だとか言いながら、勝手な私情でゴテているとしか思えないですね。
それほどの信念があるのなら、ホリエモンが優勢なときに表明すべきです。日和見主義ですわな。
だいたい、芸能とは「見せてやる聴かせてやる」ものでもなければ「見てやってやる聴いてやってる」モノではありません。
名のある芸能人も最初は初々しい気持ちを持っていたと思うのですが。
長く自分の声が電波に乗っていると段々エラい人になるのでしょうか。
　２００５　４　３


　「ライブドア」
　ライブドアの堀江社長とニッポン放送の株式をめぐる攻防戦が注目を集めています。
評論家がテレビで熱弁をふるいます。
「何でもお金で自由にするのはいかがなものか」「堀江社長は負ける。負ける戦争はしてはいけない」
「資本主義の悪い面が出ている」などなど。
でもね、
お金を多く持つ者がイニシアティブを握ることが資本主義ではありませんか。
狼狽するニッポン放送側は、今まで、資本力を背景に社会に影響を与えて来たのではありませんか。
戦いは、勝つ者、負ける者があるから勝負の意味があります。勝つ戦争しかしないのは勝負とは言えません。弱い者イジメです。
リスクを賭けて行うビジネスこそ、正しい戦いと言えるでしょう。
現行のルールで負けそうになったからルールを変えると言うのも頂けません。
結局、日本は高度な資本主義社会とは、ほど遠いですね。都合が悪くなったらルール守らない人が多いですからね。
まして、政治家がしゃしゃり出て来る幕ではないです。
信長の楽市楽座の方が進んでますわな。
　２００５　２　２０


「ハンド・イン・ハンド」
　恵比寿ガーデンプレイスで開催されたユニセフのハンド・イン・ハンドに参加しました。
毎年恒例のこの行事はアグネス・チャンさんの一年の活動の締めくくりでもあるので参加出来て嬉しかった。
　おりからの寒風の中、アグネスを先頭に多くの著名人が募金箱をもって呼びかければ、募金箱に寄せられる人々の善意。
誠意とはお金の事ですが、ここで言う善意とはもちろんお金のことです。
１０円１００円の小銭から、数万円級の太っ腹募金まで、募金すればするほど善い人に成れる！
募金の列が落ち着くといつしかアグネスの周りにファンが集まり、サイン会になってしまった！
ついに私は持参したアグネスの著書にサインしてもらった！！あとで一緒に写真も撮らせて頂きました。
シャッターは仲間の女性ファンの方に押してもらいました。サインも写真も初めての経験だったので本当に感激しましたね。
　募金するとアグネス・チャンさんは全身満面の笑みで本当に喜んで下さいました。
アグネスのサインはサラサラと書いた様に見えますが、実際のサインはゆっくり、一字一字をていねいに書かれていたのが印象的でした。

　今日寄せられた善意は何人かの子どもの命を助けて、未来への可能性をつないで行く力になる事は確実です。
この日は新しいお友達も出来ました。そして、募金はケチでお金に汚い私の心をも浄化して善人にしてくれたのです。
　２００４　１２　２６


　「ツーカーS」
　仕事でたくさんの電話を架ける私も私生活ではほとんど電話を架けません
むしろ、たくさんの電話に出ていると仕事が終わると電話に出たくありません。
だから、私にとって電話は実用的なものでしかありません。
　持っている携帯電話機は７年前のものですが、機能的に全く不便はありません。
最近の携帯電話機は機能が多すぎて、電話機と言うより、まるで携帯コンピュータの様です。
　もともと携帯電話は緊急止む終えないときに短時間発信するためにあると思います。
だから私は携帯を無線通信機の様に考えています。
多機能の電話機を否定するわけではありませんが、滅多に電話しない私にとって最近発売された「ツーカーS」は理想的な機械ですね。
一ヶ月充電しなくて良いらしい。待ち受けと通話しか出来ないから電気を食わないためでしょう。
短縮も無いから再びアドレス帳の登場ですが、架けるところは限定されるので番号は覚えてしまいます。
　いっそ、プッシュホンを止めてダイヤル式にしてもおもしろいなあ。
今のが壊れたらこれに買い換えるつもりですが、あまり使わないので当分壊れる事は無いのも皮肉ではあります。
　２００４　１１　３０


　「ちいさな生命」
　リビングルームの丸い蛍光灯の下にふわりとホコリのようなものが浮いています。

　いつまでも同じ所に浮いているので、私はその正体を確かめてやろうと宝石鑑定用のルーペを持ち出してイスに乗って、ホコリにルーペを向けました。
　ぼんやりした白い点はまもなくシャープな像をとらえました。
　それはちいさなクモでした。体長１ミリもありません。真っ暗な部屋の中の宇宙に浮いていました。ぴかぴか光るかわいらしい８本の脚が透き通ってキレイです。

　一寸の虫にも五分の魂と言うではありませんか。
　　　　　消灯時間です。

　　　　　ではまた
　２００４　１０　８　（アグネス・チャンHP　レターブックより）


　「損害賠償請求の怪」
　プロ野球選手会のストライキに対して経営側には損害賠償請求をする考えの人がいます。
結論から言って正当なストライキによって生じた損害については労働組合は損害賠償しなくてもいいのです。
これは憲法２８条で争議権が保証されているためです。もちろん、会社の備品や設備をブッ壊したら話は別ですが。
　小さな会社で突然、労働組合が結成されると、勝手が分からない経営者の中にはいろいろと暴走する方も見受けられます。
一方、良い労使関係がある会社では比較的円満に問題は解決される場合が多いのです。
今回の一部のプロ野球経営者の知識は労務担当者としては全くのシロウトと言わねばなりません。
よくもこのレベルの内容を電波や新聞で流したと思いましたね。
　この有様では大赤字を出すのも無理からぬ事だと思います。
子どもたちの教育上も良くないね。
　２００４　９　２９


　 　「カイゼン」
　企業では人減らし合理化が常態化して相当能率の追求が行われているこのご時世です。
ある企業の理屈では「人間の体の半分はムダ。残りの半分が付加価値を生み出す。このムダ０．５をカイゼンしても
ひとりはひとり。もう一人の同じ労働者と合体すれば０．５がひとりになり、あとのひとりが不要になる。」
　最初聞いたときはよくわからなかった。が、要は最小の効率で儲けなさいと言うのでしょう。
「そしたらアンタ、体を真ん中から真っ二つに切って歩きなはれ！！」と言ってやりたいですね。
サンマの開きやあるまいし。徹夜労働を経験した人ならお解りですが、人間、フル回転で働けるモノではありません。
能率は必ず低下します。能力の限界、物理的時間的限界がありますから。

私から見たら人間は半分どころか９９％無駄な事をしているように思います。
食べたもののほとんどは体外に出てしまいますしね。（笑い）
　ヒット商品の多くも生活には特に必要の無いモノが多いように思います。
効率主義を叫ぶ人は何か生産してますかね。必要なモノを。
　２００４　８　３１


　 「修理不能」
最近の機械は事実上の修理不能が多いようです。特に電子機器を満載した家電など。
電気製品の多くは中国や東南アジアで作られたもので、国内の修理費用が新品の価格を飛び越してしまう。
もっとも、ほとんどのものは、メンテナンスフリーで作られていますが、壊れたらゴミと言うのは納得できません。
　その、価格差は日本と途上国の賃金差でしょう。本来、人間の作るものは工程に大差などあるはずもありません。
まあ、日本人が享受している贅沢さは、アジアの人の貧困と苦労に支えられているのです。
　支えて呉れているうちはいいですけど。
　２００４　７　７


　「宇宙の中の自分」
　金星の太陽面の通過がありました。こうして見ると惑星が円い球でソラに浮いているのがよく解ります。
少し前の夕方には金星が宵の明星となって見えていました。金星は少し北よりの西空に沈もうとしていました。
これが赤道の国だと真西に沈んで行くのでしょう。
　よく考えれば金星が沈むのではなくて地球が回って影に入ってるのです。
大阪は地球の北の方にあるので、ちょうど星が斜めに傾いて廻っているのが見えます。
自分の周りの宇宙が一望出来るなんて素敵ですね。
　２００４　６　１０


　　「暫」
　　しばらく！
　日朝首脳会談が最悪の結果に終わったと言う家族会の会見を見て思います。
　私は拉致問題は一定の進展と成果があったと思っています。
金正日総書記は再調査を約束しましたし、一部ご家族の帰国も実現しました。小泉総理はよく頑張って、次回につながる道筋をつけたと思います。
人道支援も約束しました。これは評価に値すると思います。
簡単に制裁制裁と言うが、人道支援や経済支援を打ち切れば、多くの北朝鮮の子どもたちが飢え、命を落とすことになる事は間違いありません。
いかなる理由があろうとも、私は、それだけは許せない。それだけは絶対に容認できない。
　交渉とは回答を引き出せない事に怒るのではなく、一定の回答を評価して、次回につないで行くことが大切です。相手を尊重し、誠心誠意、話し合うことが解決の道です。
　２００４　５　２４


　 　「自己責任論」
　イラクで人質になっていた３人の方が解放されて本当にうれしく思います。
今回の事件を冬山登山に例えて、「危ない所に行って遭難するのは自業自得」との意見がありますね。
荒天の日に磯釣りに出かけて命を落とす釣り人もいますね。
　確かに、３人の方の行動は無謀な面があったかも知れない。
しかし、それは人道的義憤による挺身的な行動であり、レジャーの延長である山登りや釣りとは
根本的に性格が異なるものです。混同して考えると大きな錯覚をしてしまいますね。
　そもそも人道支援を必要とする国は混迷している国です。紛争、災害、内戦、疫病、犯罪組織の暗躍。
ユニセフ大使の黒柳徹子さんやアグネス・チャンさんも、子どもたちのために、いつも地雷原や不発弾の散乱する荒野を進んで行く。
平和安全衛生が当たり前の日本とは全然ちがいます。国際ボランティアの宿命と言うべきでしょうか。
　募金や支援物資も、現地で支援を必要とする人達に確実に届けること。それは最終的に、
人の手に頼らなければならない　そして、誰かがしなければなりません。
　「救出に国民の税金を使ったので、費用を当人に一部負担してもらう」との意見がありました。
私は反対ですね。これはヒューマニズムに対する挑戦ではありませんか
人質家族の方にも、相当の嫌がらせの電話があったり、中傷があったと言います。
どのようにして、ご家族の方の住所や電話番号を突き止めるのでしょうか
この様な卑劣な者は絶対にバレない事を前提にしてしているのでしょうが、まともな議論ではなく、立派な
犯罪ですから、引きずり出して罰するべきであります。
日本は放置国家ではなく、法治国家ですから。
　２００４　４　１６


　「人質見殺しは許されない」
　いかなる理由があろうとも、人質をとって、要求を通そうとする行為は野蛮卑劣であり、到底、
許されるものではありません。
　しかし、犯人グループの要求は一方的なもので、コンタクトも取れずアメリカが主張するような
「テロリストとの交渉はしない」と言う以前に、交渉する事も出来ない状況ではありませんか。
このような現状では国民の人命と安全を最優先に実行すべきであります。
　すでに戦争の大義は失われ、自衛隊員や日本国民の人命を犠牲にしてまで、守るべきものなどありません。
尊い人命を犠牲にするような態度は人道支援とも国益とも呼べません。
日本政府は、速やかにイラクから自衛隊を撤収し、湾岸に展開する艦艇も帰港させるべきです。
　もはや一刻の猶予もありません。速やかに決断すべきです。
かたくなにアメリカに追随する政府与党の態度は売国的であり、日本人として激しい怒りを覚えるものであります。
　２００４　４　１０


　「自衛隊はイラクから撤収せよ」
　悠遠の歴史を持つ我が日本国民はアメリカの子分ではありません。
テロとの戦いと言えば聞こえは良いが、アメリカの石油利権がその本性ではありませんか。
　人命を軽視するような者に民主主義を語る資格などありません。
国際貢献を声高に叫ぶ者は、自分は常に安全な所にいて、決して危険な目には遭わない立場です。
イラクの各地に連なる、ずっと向こうの彼方まで連なる、おびただしい砂の中の墓標。
　戦争の犠牲になった、イラクの子どもたちの墓標です。
これがテロとの戦いの帰結する所なのか
　戦争では一番弱い者が真っ先に犠牲になります。
今回の人質事件もしかりです。彼らは現地で人道支援活動をしている人達です。
政府もラムズフェルドに誉められて喜ぶようでは・・・・・
もう言葉も見つからないですね　私は。
　２００４　４　９


　「初めての出待ち」
　先日、滋賀県であったアグネス・チャンのコンサートに行きました。
ファンの悲願は、「サイン」「握手」「ツーショット」の３点に集約されると言わねばなりません。
この日はコンサート会場で、舞台から客席に降りてきたアグネス・チャンと握手できた！これで通算○回目の握手！！
　芸能人が会場から出て来るのを出口で待つのを「出待ち」と言います。私はアグネスが舞台から降りたら引き上げる主義。と
決めていたのですが、コンサートの感動醒めやらぬ千鳥足で、磁石に吸い寄せられるように会場の裏門に向かって行ったのでした。
果たせるかな
そこには数名のファンの方々が。度々コンサートでお見かけする常連ファンの皆様でした。
私は人見知りするので滅多に他のファンの方には声を掛けないのですが、やっと一人の方と挨拶ができました。
　その方はアグネスさんのＨＰの電子掲示板でよく知られた方。私もこの掲示板の一部分をいつも拝借しているので大感激でしたね。
私はアグネスにサインを貰おうと、いつも用意していて、今日がこのチャンス到来と思ったのです。

　やがて、美男のマネージャーを伴ってアグネス・チャンが現れると「お世話になりました〜」と周りの人達に挨拶。
出待ちのファン５人の前をニッコリと通過して車上の人となりました。
サインを求める事は出来ませんでした。目の前のアグネスに見とれてしまって。
　初めて会場に来られたファンの方に出会えた事がうれしかったですね。
そして、未だにアグネスにサインして貰った事が無いのです。
　２００４　３　２９


　 　「悪者の美学」
　だいたい、ヒーロー物のドラマなんかに登場する悪者は、恐い仮面に、黒いマントを着ていると相場が決まって
います。古くは月光仮面に登場したサタンの爪やドクロ仮面、マグマ大使の悪役ゴア、赤影の宿敵甲賀幻妖斎
（アレは素顔やないか）などは、その典型です。
誰が見ても、彼らは悪いヤツで、常に悪事を企てるものの、ヒーローの大活躍の前に「おのれ、マグマめ！覚えていろ！！」
と、捨てゼリフを吐いて、雲よ霞よと逃げて行くのが定番でしたね。
　現代の悪者は、ずいぶん変わりました。それは、卑劣な手段を平気で使う。
相手の尊厳や立場を否定して、容赦ない殺戮を行う。素顔は血が凍る様な冷たい美男美女が多い。
しかし、その本性は見るもおぞましい邪悪なものです。もはや恐い仮面などかぶっていません。
たとえば最近のアニメ「犬夜叉」に登場する「奈落」は現代的な悪者を象徴するようです。
　かつての悪役は、どこかプライドがあって、悪事を働く後ろめたいものがありました。人間的な弱さも垣間見る事が出来た様に思います。
素顔を見せられない弱さです。
　悪の定義とは何ぞや？
ひとつ言えることは、現代は悪いことにもルールがありませんわな。
　２００４　３　１７


　「之字運動」
　太平洋戦争中の日本の艦船は、敵潜水艦の魚雷攻撃を避けるために、ジグザグの航行をしていました。
このジグザグ航法を漢字の「之」の字を書く様な航跡を残すことから之字（のじ）運動と呼びました。
戦局の悪化に伴い、護衛艦を伴わない船舶は次々とアメリカ潜水艦の好餌となりました。沖縄から本土に疎開
する途中に撃沈された「対馬丸」では多くの小学生が犠牲になりました。
　現在の日本では、子どもを狙った犯罪が多発しています。
防犯ベルを持たせる、公園のトイレは利用しない、危険な目に遭ったら大声を出す、ランドセルなどに見える所
に名前を書かない・・・・・・・・・・
　最近の子どもの防犯マニュアルだそうです。
戦局の悪化ならぬ世の中の風潮の悪化と言うべきでしょうか。イラク戦争など世の中が悪くなると、今まで鳴りを
潜めていた者が浮上してのさばるようになってきたのは腹立たしいです。
　社会の宝である子どもが安心して暮らせる日本にしたいものです。
いつからこんなになってしまったのでしょう　まったく。
　２００４　３　８


　 　「もうけ話と訪問勧誘」
　休みの日にぼんやりテレビを見ていると、ピンポ〜ンとベルが鳴る
出てみると女の人が来ていて「あなたの姓名判断をさせて下さい　悪い名前だと不幸が来ますよ」と言いました
　私が「そしたら、広島の原子爆弾で死んだ人は、みんな悪い名前だったからですか。？」と聞くと、
その女の人はビックリして絶句した。「飛行機の事故で死んだ人は名前の悪い人が集まったの？」と次の疑問を。
　その女の人は諦めて、次の家に向かいました。

　今度は電話が鳴って出てみると、「あなたの資産運用で凄い利益が出る方法が有りますよ」と言う。
「アンタ、給料いくらもろてんのん？そんな方法しってんのやったら、人に雇われてたらアカンで。」と言うと、
プツリと電話がきれた。

　見知らぬ人に話かけられた。
　「今、貴方は幸せですか？悩みはありませんか？幸福になりたくありませんか？」
「はあ・・・・・しあわせですよ。特に悩みもありませんけど・・・・・」

　私はお金も沢山欲しいし、もっと幸せになりたい　楽して生きたい　もっと頭が良くなりたいと望んでいる
その辺にいくらでも居る普通のおじさんですが、あまり誘わないで欲しい。
テレビ見るのに邪魔ですから。
　２００４　３　１


　 　 　「秩序のおよばないモノ」
　水戸黄門様一行に土下座でひれ伏す代官や町人。そんなドラマの中で決してひれ伏さない人が居ます。誰か？
それは花魁です。静かに凛としていました。
　水師営の会見で、敗軍の将ステッセルに帯剣を許した乃木大将。容赦ない勝敗の掟は何処に？
昨日の敵は今日の友。
　他人様の家も土地も、塀の上も自由に行動するネコ。
登記官のハンコや権利書も「ネコどもには無力」である。


　天下を取ったように見えても、富を誇っても、なお、支配できない心があります。
お金では買えない、生き方の信念でしょうな。
　２００４　２　２０


　 　 　 　 　「あややはケイタイ」
　まややはデジカメ。ぱややはネガフィルム、ばややは昔のシャシン・・・・・
去年の暮れに、妻と大阪日本橋にプリンターを買いに行きました。
　ＣＭの効果は、そら恐ろしいもので、キャノンなど他社の機種は無意識のうちに除外されていたのです。
もうちょっとで、あややが勧める一番高いのを買うところでした。私は人の影響を受けやすい軟弱な性格で有るので
完全にＣＭに洗脳されいて、なんの疑問もなくエプソンを買いました。
　「あややから年賀状が届く！！」
この上は、話のネタに年賀状をもらおうとエプソンのＨＰを見たが、１２月８日頃？？に応募は締め切られていた！
うう〜ん、トラトラトラや。
　松浦亜弥さんの新曲の衣装のえりは「さらしクジラ」の様です。
歌番組好きです・・・・・・・｡
　２００４　２　１１


　「都知事ＶＳミニモニ。」
　少し前になりますが、石原東京都知事に「ミニモニ。」がインタビューする番組がありました。
石原都知事が、今は録音技術が良くなったからねえ。等と、彼女たちを軽く見るような事を言ってましたね。
　石原さん、待った！！
可愛らしく、軽快なノリの「ミニモニ。」の歌や踊りは相当レベルが高い。中高年が、あの振り付けを踊れば骨折は
避けられまい。このユニットの定員は４名。何万人の少女から選抜されたアイドルの精鋭であり、エリートだ。
　もし、新宿西口で、都知事の演説と「ミニモニ。」のライブが激突すれば、集客数に於いて都知事は間違いなく惨敗する。
まあ、一面的な事柄で人は判断できませんわな。
　２００４　１　２９


　 　「憧れの握手会」
　アグネス・チャンのファンになったのは高校生の時。いつの日か、「アグネス・チャンと握手する」事が
見果てぬ夢になっていました。夢が叶ったのは二十七星霜を経た２０００年５月の奈良県のコンサートの最前席。
　あの、アグネス・チャンに触れた！！ああ、この場面を何度夢に見たかわからない！！
あれから何回も握手の機会に恵まれ、去年は、アグネスさんと言葉を交わすことも出来た！！
　アイドル当時のアグネスは近距離に接近する事は、ほぼ不可能でした。その人気は,辻ちゃん加護ちゃん以上です。
　今、アグネスさんの握手会は２００人で約３０分ぐらいでしょうか。アグネスさんにはもっとファンが増えて欲しい。
そうなると、また、握手が夢になりますので、ジレンマです。
　ちなみにジャニーズの握手会は１８万人が押し寄せたとか。大阪夏の陣や関ヶ原の戦いは両軍約２０万。
握手会というよりも、もはや合戦です。でも、長くファンを続けていると、夢が叶う感動のご褒美がありますよ。
　２００４　１　１７


　「クラカメ」
　今ではクラシックカメラと呼ぶのでしょうか。コレクションを始めた頃は、中古カメラと呼んでいたと思います。
子どもの頃は、カメラ店のウインドゥに並ぶカメラ群に憧れていました。銀白色のボディ、そして琥珀色や紫色の様々なレンズ。 　何やら難しい数字の入ったダイヤル。カメラは革のケースに納められ、シャッターは、常に会心の瞬間にのみ、押されたものです。
今は電話機にカメラが付くのが当たり前の時代。未だに抵抗があります。精密光学機械が懐かしいです。
　やはり、旧いのでしょうか。
　２００４　１　１５


　「新成人」
　今日は成人式でした 私の誕生日は長いこと祝日だったので仕事は休みでした。
この習慣が抜けず、休暇を取りたいけれど忙しくて叶いません。
　テレビで常軌を逸した「バカ成人」の愚行がクローズアップされていますが、ほとんどの新成人は、まじめな若者達です。
騒ぎを起こす者は、新成人全体の比率からすれば、おそらく小数点何桁以下の取るに足らない存在です。
メディアのいたずらな増幅によって青年全体を語るべきではありませんね。
　成人式は人生の一つの区切り。けじめは必要だと考えています。
無事に成人式を迎えた人々、喜ぶ人々の幸福に乾杯！！
　２００４　１　１２
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